iCloud+ と Google One 料金比較 (2023年2月現在)

iPhone や iPad で Google アカウントも使っているとき、クラウドストレージの選択肢として、iCloud と Google の2つで迷うことがあると思います。無料の範囲で収まっているときはどちらでもいいのですが、無料の容量を使い切ったとき、どちらを使うのがお得なのか調べてみました。

Apple の有料プラン iCloud+ と Google の有料プラン Google One、いずれもストレージ以外のサービスもついていますし、バックアップや同期の仕組みも違うので単純比較はできないのですが、ここではどれだけの容量を消費しているとき、いくら料金がかかるかを比較してみました。

まず公式サイトから。
Apple iCloud+ のプランと料金
5 GBまで: 無料
50 GB: 130円
200 GB: 400円
2 TB: 1,300円

Google 追加の保存容量と各種特典
15 GBまで: 無料
100 GB: 250円
200 GB: 380円
2 TB: 1,300円

表にするとこんな感じ:

うーん、200 GB プランは Google が若干お安く、2 TB プランは全く同じということはわかりますが、あとは微妙です。わかりやすいように、ストレージ消費量と支払わなければならない料金をグラフにしてみました。

どうでしょうか。注意すべきは、例えばストレージ 200 GB 消費している人が購入すべきプランは 200 GB プランではなく、その次の 2 TB プランだということです。つまり、201 GB しかデータがなくても、2 TB 分の料金を支払わなければならない、ということです。(まあ、それを前提とした価格設定になっているのでしょう。)

5 GB を超えると Apple は有料になりますが、Google は 15 GB まで無料です。なので 5 GB ~ 15 GB は Google がお得です。

しかし Google の 15 GB を使い切ると、Google は月額 250 円の 100 GB プランに跳ね上がってしまいますが、Apple には月額 130 円の 50 GB プランがあります。つまり、15 GB ~ 50 GB は Apple が安いです。こんな感じで、100 GB を超えるまでは使用しているストレージの容量によって、どっちがお得かが目まぐるしく入れ替わります。とはいえ、あっちからこっちへと乗り換えるのは大変手間なので、この先大体どれぐらいのストレージを消費するかを元にどちらかを選んだ方がいいでしょう。

ついでに、実際に消費しているストレージ容量に対して、1 GB あたりの料金を計算してみました。当然、上のプランに上がったときに容量あたりの値段が跳ね上がり、消費量が増えるに従って下がっていく下のようなグラフになります。

iCloud で 5 GB を超えた瞬間が一番高く、1 GB あたり約 26 円となります。(グラフでは元データの精度のためそこまで跳ね上がっていませんが。)

関係ないですが、筆者は秋葉原で初めて 2 GB のハードディスクドライブ (IBM製) が売り出されたとき、飛びつきました。約12万円でした… (6万円/GB)

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