[Bard] Google Workspace で Google の Chat GPT 対抗サービス Bard を有効化する方法

2023年5月5日 (日本時間の5月6日?)、Google は Google Workspace で Chat GPT のような生成系 AI (generative AI) である Bard を利用できるようになったと発表しました。ただし、この機能はデフォルトではオフになっており、管理者が管理コンソールで有効化する必要があります。

Google Workspace で Bard を有効化する方法

Bard は現在 “Early Access Apps” というカテゴリに含まれており、それを管理コンソールで有効にする必要があります。今のところ “Early Access Apps” には Bard しか含まれていないそうです。

  1. https://admin.google.com/ を開き、Google Workspace の特権管理者またはアプリの管理権限を持つ管理者としてログインします。
  2. 左のメニューから [アプリ] > [その他の Google サービス] を開き、サービスのリストから [Early Access Apps] を見つけます。

3. すべてのユーザーに対して Bard (Early Access Apps) を有効にしたければ、[Early Access Apps] の行にマウスカーソルを持っていったときに右の方に表示される [︙] をクリックし、

[すべてのユーザーに対してオンにする] をクリックし、

続いて [有効にする] をクリックします。

一部のユーザー(組織)のみに対して Bard を有効にしたい場合は [︙] をクリックするのではなく、[Early Access Apps] の行をクリックし、詳細設定の画面を開きます。そこで Early Access Apps を有効にする組織を選ぶことができます。

Google Workspace ユーザーとして Bard を使ってみる

上記の方法で管理者が Early Access Apps を有効にすると、Google Workspace のエンドユーザーが Bard にアクセスできるようになります。エンドユーザー向けのヘルプ記事はこちらですが、この記事を書いた 2023年5月9日の時点では日本語では提供されていないようです。

そのヘルプ記事にしたがって https://bard.google.com/ を開いてみますが… あれ?

結局ウェイトリストに登録できるようになるだけなんですね。Google Workspace ユーザーなら即座に Bard を使えるわけではないようです。残念。[Join waitlist] をクリックし、規約に同意して次へ進むと無事ウェイトリストに登録されました。この時点ではメールでの通知はなさそうです。

ちなみに Early Access Apps が無効になっている Google Workspace ユーザーでも https://bard.google.com/ を開くことができますが、[Join waitlist] ボタンをクリックすると、以下のスクリーンショットのように “Bard isn’t supported for this account
You’re signed in to XXX@XXXXXX. If you’re signed in to a Google Workspace account, your admin may not have enabled access to Bard.” (Bard はこのアカウントでは有効ではありません。もし Google Workspace アカウントとしてサインインしているなら、管理者が Bard へのアクセスを有効にしていないのかもしれません。) というエラーが出ます。

追伸: 数時間後に見たら Bard が使えるようになってました。

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